1.06.2010

移転のお知らせ

お知らせです。

この度、馴染んで住んだサンタクルーズを離れ、再びシリコンバレーへ移ることになりました。

サンタクルーズは住む環境としては明らかにサンフランシスコよりも、シリコンバレーよりも良い場所です。海と山があり、水も空気も新鮮、街の大きさも人口も程よく、全体的にゆったりしています。が、シリコンバレーへの通勤は僕にとって時間的にも交通状況もストレスが大きく、以前から考えていた住む場所を決めるとなるとやはりシリコンバレーの方が効率が良いため、そちらの方に決めたのです。

引っ越し先はシリコンバレーの中心都市、サンノゼ市内のウィロー・グレン(Willow Glen)という一帯です。住宅地として定着している町で、小振りではあるけれどメンテが行き届いた可愛い家が多く、3ブロックほどのこじんまりした商店街がその一帯の中心となっています。職場の同僚や友達によれば、ウィロー・グレンは「良いご近所さん」という評判ですので、チョイスとしては良かったのだと思っています。以前住んでいたサニーベールからもそう遠くはない場所です。車で10分行くとサンノゼの日本町(ジャパンタウン)もあります。オフィスまでは約15分から20分。メジャーなハイウェーを使うため、渋滞もあるでしょうがサンタクルーズからの通勤路にある17号線の山越えをしなくていいのでストレスはかからないと思っています。

新居はいわゆる「タウンハウス」という型のもので、両隣に住人はいるけれど上下階には居ないフォーマットです。つまり、一つの建物(この場合は三階建て)を縦割りに切ったようなもの。一階は車が縦に二台入るガレージと玄関、二階はリビング、ダイニング、キッチン、ベッドルームひとつ、バスルームひとつ、三階はベッドルームがふたつあってそれぞれにバスルームが付いている、という構造です。階段の上り下がりを頻繁にする感じですが、アメリカでは普段全くと言って良いほど使わない脚を使うのだから良い事でしょう。先日冷蔵庫を入れましたが、男四人で16段の階段をようやく押し上げたという感じで、家具の出し入れには苦労しそうです。

今週末1月9日(土)にサンタクルーズのコッテージを引き払い、コッテージにある最小限の物を移して入居。翌週末1月16日(土)は別居以来倉庫に入れてあったものを全て出して新居に移し、それで引っ越しは完了する予定です。

今の時点で一番心配なのは猫のウィローです。新しい場所に馴染んでくれると良いのですが。サンタクルーズのように木々に囲まれた環境から住宅街へ移るのですからウィローにとって少なくとも移転当初はストレスになるでしょう。病気などせず、すんなり慣れてくれるとありがたい。

新居の住所をお望みの方はメールでお知らせ下さい。

このブログは「コッテージ・ライフ」と名付けましたが、その題名も変えなければならないでしょう。

今後もよろしくお願いします。

1.05.2010

Furthur

2008年の年末はどこへも出かけず、一人で過ごした。だから2009年の年末はどこかへ出かけて楽しく過ごしたかった。しかし、「Furthur」のショーが発表された時も特に関心は持てず、地元サンタクルーズで年明けを迎えたいと思っていたのだけれど、何も面白そうなものはない。さてどうしようかと考えていたら、12月30日のFurthurのチケットが余っているから行かないか、と大家さんが誘ってきた。ショー自体には余り期待は無かったが、彼女がサンフランシスコまで運転してくれるようだし、シアトルやポートランド、コロラドなどから来ている多くの友達と会場で会えそうだったので行くことにした。

これが大当たり〜!

1995年にジェリー・ガルシアが亡くなってからグレイトフル・デッドのメンバーたちが一緒に、あるいはそれぞれに多くのミュージシャンたちとコラボしてきたのだが、僕はその度にがっかりし、失望し、そして遂には諦めた。もはやグレイトフル・デッドの曲は演奏しても実際にはグレイトフル・デッドの音楽ではなかった、とも感じたりしていた。だから元デッドのメンバーたちによるショーよりも質の高いカバーバンド、例えばダーク・スター・オーケストラ(DSO)、を観に行った方が楽しかったのだ。

12月30日のショーはそんな僕の印象を一時的なりとも払拭してしまった。楽しくてずぅ〜〜〜っと踊っていたし、耳と感覚が音の方へと引っ張られていた。こんなことは久しぶりだ。ジェリーがいない「デッド」のこれまでのショーと比べて一体何がどう違うのか?そんなことはどうでもいいし、第一僕には分からない。ただ、今回のFurthurのメンバーが醸し出す音と雰囲気が、ジェリーがいたグレイトフル・デッドのそれに非常に近いと感じたことは確かだ。

30日のショーが楽しかったものだから、ショーが終わった会場内で友達数人に大晦日のショーのチケットが余っているかどうか尋ねてみたら数枚あることが分かった。その場で一枚譲ってもらった。

31日のショーも前夜と同じように楽しく、多くの友達と一緒に楽しめた。ということは、僕にとっては30日のショーだけが際立って良かったというのは当てはまらず、このバンドの今のメンバー構成が良いのだ、ということになる。

この展開は自分にとっては全く予想外のもので、最近の僕の音楽トレンドを知っている人たちも、僕が二夜連続でデッド関連のショーに行ったことについてとても驚いていた。

2010年、このメンバーで夏あたりに北カリでショーをやるのなら多分行くと思う。バークレーのグリークシアターなんかいいなぁ。

1.01.2010

謹賀新年2010

皆様、

明けましておめでとうございます。

旧年中は多くの方にお世話になり、サポートしていただき、あるいは一緒に遊んでいただきました。個人的には非常にハードな時期でもありました。と同時に自分の状況をよく考え、次のステップを歩み始めた回復と再出発の機会ともなりました。

今年も皆様のご健康と幸せをお祈りいたします。また、皆さんとお会いして楽しい時間が過ごせる事を願っています。

本年もどうぞよろしくお願いします。

さて、早速新年の1月から僕の生活に大きな変化があります。旧年中の12月初旬にタウンハウスを買い、こちらの年末休日の間を縫って準備をしてきましたが、今月半ばにサンタクルーズから新居があるシリコンバレー側のサンホゼ(またはサンノゼ)に移り事になりました。

サンタクルーズは海と山に囲まれ、空気も水も新鮮で、程よくこじんまりしていて、住民も一般にユニークで政治的にも革新的な考えを持っている人たちです。サンタクルーズと職場の間には悪名高い「17号線」で山を越えなければなりませんが、バスでも自分の運転でもこの通勤がかなりのストレスになりました。今回の引っ越しは「住む環境」よりも「効率」を選んだものだと言っていいでしょう。

新居からは通勤が短くなる事はもちろん、サンフランシスコやサンタクルーズの中間点なので平日の夜でも行ける距離です。ちょうど前の家の所在地と同じような感じ、と言えばあのサニーベールの家をご存知の方はお分かりになるかもしれません。

新居自体の様子については追ってお知らせする機会もあるでしょう。

だけど・・・「コッテージ・ライフ」ではなくなってしまう。このブログの題名はどうしようか???


2010年、元旦吉日