2.03.2010

新居

1月9日にサンタクルーズのコッテージを引き払い、空っぽの新居に住み始めた。その一週間後、前の家から出して一年以上倉庫に入れてあったものも全て新居に移し、倉庫を引き払って、晴れて全てこの家に移すことが出来た。

空っぽだった時に数枚写真を撮っておいたものから2枚ご紹介。

リビング/ダイニングからキッチンに向かって:



キッチンからリビング/ダイニングに向かって:



住み心地はなかなか良い。大きな違いと言えば、まず通勤が山越えを含めて35〜45分だったのが15分に短縮されたこと。これは非常に助かる!日本食の買い出し、日本語ビデオのレンタル、日本食だけでなく、インド、中華、タイ、ベトナムなどのエスニック料理店もシリコンバレー側に来るとどこにでもある。当然、住民たちの人種もサンタクルーズに比べて多種多様になる。今は雨期なのだが、木が倒れて交通に支障をきたしたり、停電もあまり無い。これらの件についてはシリコンバレーの勝ち。

が、サンタクルーズを離れて失ってしまったものも多い。新鮮な空気、海と山の風景、町中どこにでもある健康食料品店の数々、美しい星、明るい月の光。やはり自然に要素が多い。シリコンバレーは常にある程度のスモッグに覆われていて、それほど自分で感じるほどの空気の汚染はないものの、山からシリコンバレー側へ降りてくる度にそれを見ていたから「自分はあのスモッグの中に住んでいるんだ」と想像する事は容易である。

現在のところ、寝室、書斎、風呂場、リビング、キッチンなどは機能するようになって、自炊も始めたがまだまだ整理、整頓、処分するものは多く残っている。引っ越しした日も、その後でも感じた事なのだが、長い旅に出る前、その旅から戻った時、前の家を売って引き払った時にかなりの物を処分した事が、今非常に役に立っている。というか、その効果を感じる。つまり持ち物が少なくなって管理するのが容易になったのである。それでもサンタクルーズでシンプルでミニマルな生活を一年以上した後に見渡してみると「今必要ないもの」がいかに多いことか。今後またガンガン処分して行きたいと思っている。