1.28.2009

50男の物欲

クリスマスと50の誕生日があった12月、eBayで新品同様のNintendo DS Liteを約$75で買った。しかも赤:


ゲームには全く興味はないが、これ↓には多いに関心がある:


このシンセのためだけにNintendoのゲーム機を買っちゃったわけだ。なぜ新品同様のヒット商品がオークションに出ていたのかは、遅まきながら数日後判明。Nintendo DSiという新しいモデルが日本で発表されたからだ。

で、その時点で仕事始めまでにはまだ一週間も残っていたものだからマニュアルを片手にいろいろやってみたところ、これがめちゃくちゃ楽しい。手にして二日目には、いっちょまえに3つほど異なるビートの「曲」が出来た。最初は可愛くチージーなハウス。次はヘビーなヒップホップでBoards of Canadaみたいなヨレヨレだけどキレイな音色がかぶっているもの。3つ目はギトギトのアシッド。これをCDプレーヤーのAUXにつなげて音量を上げて聴いてみたら・・・結構かっこいいじゃん!

デッドヘッズの大家さんは変な顔をしていた。

2009年の仕事始め。職場にいるジャパニーズカルチャー(オタクカルチャー、漫画、アニメ、ラーメン、コンビニ、ジャンクフードなど)にハマっている20代半ばの白人兄ちゃんに見せたら、「あ、それボクも持ってる」だって。この野郎っ。何でも持ってやがる。早速次の日マルチプレーヤーモードでランチを頬張りながらジャムる。かなり楽しい。が、その後多忙モードに入ってしまい、しばらくこうして遊ぶことも出来なくなってしまった。

しかしこれって・・・50歳のオッサンがやることだろうか?ま、いいや。現在YouTubeでいろんなトリックを勉強中。

1.27.2009

Happy New Year!

8年の暗闇の中からようやく抜け出せたという実感がある新年です。

アメリカ人にとっては、グローバルな不況もあるけど、ブッシュとチェイニーがいた時よりはまだましだ、「希望」や「Change」が実現するかどうかは誰にも分からない、だったらオバマに期待、というところだろうか。アメリカ人のそんな気持ちが伝わってくる写真の数々:

http://www.boston.com/bigpicture/2009/01/the_inauguration_of_president.html

僕は慎重派というよりは政治家にはあてにしない方なので、何とも言えないけれど。ただ、オバマが過去30年僕がアメリカに住んできた間に大統領だった連中とはかなり違った人であることは確か。

職場から就任式を見にわざわざワシントンまで休暇を取って行った同僚がいます。彼によると、ブッシュとチェイニーがブーイングされたらしい。今やブッシュの遺産は「靴を投げられたこと」とも言われています。ただ、黒人嫌いとかブッシュ路線支援の延長でマッケインに投票したアメリカ人の割合が45%前後であることをお忘れなく。また、ブッシュの支持率が落ちたのはアフガニスタンでもイラクでもグオンタナモ収容所でもなく、経済が下降線に入ってからであることも。古いアメリカはまだまだ残ってます。

それにしても、不況不況といいながら、そして大規模なリストラと失業率のプレッシャーのなか、人々の表情はなぜかすっきりしているような気がするのは、ここが北カリフォルニアだからなのか、それとも新大統領がそれほど待たれていたからか、僕には分かりません。

ブッシュ政権の下、特に911の後、僕はアメリカという国はリーダーが代わるというだけで良くも悪くも代わることが出来る国だ、と言い続けてきましたが、今回も同じです。良い方向への変化があるように祈るばかり。

政治はともかく、音楽は白人の田舎者の音楽、カントリーミュージックよりはもうちょっと踊れる音楽に変わりそうです。